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演歌とは

演歌は、ポピュラー音楽の音楽ジャンルの一つです。

誕生

1800年代末~1927年《明治・大正期》・・・1953年~現在』《戦後期》)

概要

「演歌」は、「演説歌」の略語であり、明治時代の自由民権運動の産物でした。

藩閥政治への批判を歌に託した政治主張・宣伝の手段です。

つまり、政治を風刺する歌(プロテストソング)で、演説に関する取締りが厳しくなった19世紀末に、演説の代わりに歌を歌うようになったのが「演歌」という名称の始まりといわれます。

この頃流行ったのが「オッペケペー節」を筆頭に「ヤッツケロー節」「ゲンコツ節」等です。

他にも政治を風刺する歌はあったが、これ以後、「演歌」という名称が定着します。

明治後半から、心情を主題にした社会風刺的な歌が演歌師によって歌われるようにもなり、次第に演説代用から音楽分野へとシフトするようになりました。

大正になると演歌師の中から洋楽の手法を使って作曲する者も現われたが、このような歌は「流行り唄」と呼ばれ、通常「演歌」には入れない。

昭和に入ると、外資系レコード会社が日本に製造会社を作り、電気吹込みという新録音システムも導入され、新しい時代を迎えた。

しかし佐藤千夜子や二村定一、藤山一郎の登場により「流行歌」と呼ばれる一大分野が大衆音楽の世界をほぼ独占し、しばらく「演歌」は音楽界から退場することになります。

戦後も日本の大衆音楽は「流行歌」によっていたが、新世代の台頭と1953年(昭和28年)の藤山一郎の引退により音楽性が揺らぎ始め、次第に今の演歌に近い曲が出現し始めた。

この時期既に流行歌歌手としてデビューしていた美空ひばりも音楽性をシフトさせ、島倉千代子や小林旭らが登場しました。

民謡や浪曲などをベースにし、それまでの「流行歌」とはかなり質の異なる現在の演歌に近い作風の楽曲が出現しました。

1963年(昭和38年)、演歌専門のレコード会社・日本クラウンの独立とさまざまな音楽の流入により「流行歌」が消滅し、多数の音楽分野が成立しました。

その中で、ヨナ抜き音階や小節を用いたものが「演歌」と呼称されるようになったのです。

戦前に途絶した「演歌」分野の再来ではあるものの、社会風刺的要素は全くなく、'名称だけの復活'となり、演説歌を起源とする旧来の社会風刺的要素の演歌は、戦後に流入したアメリカンフォークの影響によって「フォーク」に変わる。

1970年代になると、演歌と他のジャンルとのコラボレーションがはじまり、以後演歌かその他の音楽ジャンルか分別の難しい曲も登場することとなります。

1970年代後半から1980年代にかけて中高年の間でカラオケブームが起こり、カラオケの歌いやすさを意識した演歌歌手が台頭し一時代を築いました。

カラオケ向けの楽曲作りとマーケティングが始まる。

若者のポップス志向がより強くなり演歌離れが進む。

吉幾三や長山洋子など他ジャンルからの演歌転向者や、ニューミュージックから演歌に寄った堀内孝雄や、ポップス寄りの演歌を歌う桂銀淑のように独自のスタイルでヒットを出す歌手も現れ、「ニューアダルトミュージック」という新しいジャンルも生まれました。

緩やかな衰退の中で分化が起こり、「演歌」という音楽ジャンルの定義もより拡大しつつありました。

1990年代も半ばを過ぎると若者の中に支持者がほとんどいなくなった上、演歌の衰退は激化です。

1990年代末には演歌の新曲CDが数十万枚単位でヒットする例は極めて少なくなってしまった。

2000年に大泉逸郎の「孫」や氷川きよしの「箱根八里の半次郎」が大ヒットし、一時的ではあったが、久しぶりの大ブームが起こった。

ただし「孫」は大泉と同年代かそれ以上の中高年層の間でのヒットであり、10代、20代にも人気を博した氷川きよしの場合は演歌歌手としては規格外のルックスにより若者受けした部分が大きく、歌それ自体に対する評価は以前とそれほど変わらなかった。

使用楽器

主楽器

ストリングス
ドラムセット

副楽器

エレキギター
和楽器

定義

「小節」とを使った歌唱法で、クラシックの和音進行を使った楽曲です。

特徴

五音音階(ペンタトニック・スケール)が用いられることが多いです。

すなわちヨナ抜き音階です。

この音階法は古賀正男、後の古賀政男による古賀メロディとして定着した、以降演歌独特の音階となる(ただし、ヨナ抜き音階そのものは演歌以外の歌謡曲などでもよく使われる音階である)。

古賀メロディーについては、初期、クラシックの正統派・東京芸大出身の藤山一郎(声楽家増永丈夫)の声楽技術を正統に解釈したクルーン唱法で一世を風靡したが、やがてそのメロディーは邦楽的技巧表現の傾向を強め、1960年代に美空ひばりを得ることによって演歌の巨匠としてその地位を確立しました。

小節を利かしながら、それぞれの個性で崩しながら演歌歌手たちが古賀メロディーを個性的に歌った。

歌唱法の特徴としては、「小節(こぶし)」と呼ばれる独特の歌唱法(メリスマとほぼ同義)が多用されます。

又、必ずと言ってよいほど、「ビブラート」を深く、巧妙に入れます。

この2つは演歌には不可欠といって良いが、本来別のものにもかかわらず、混同される場合も多いです。
特に女性の演歌歌手は、日本的なイメージを大切にするため、歌唱時に和服を着用することが多いです。

歌詞の内容は"海・酒・涙・女・雨・北国・雪・別れ"がよく取り上げられ、これらのフレーズを中心に男女間の切ない情愛や悲恋などを歌ったものが多いです。

美空ひばり「悲しい酒」、都はるみ「大阪しぐれ」、大川栄策「さざんかの宿」、吉幾三「雪國」など。

特に吉の「酒よ」には"演歌"がズバリ出て来る。

上記のような特徴を兼ね備えた、いかにも演歌らしい演歌に対して、「ド演歌」(ど演歌)といった呼称が使われることがあります。

また、男女の情愛に特化されたジャンルで、演歌よりも都会的なムード歌謡というものがあります。

アーティスト

・ 葵かを里
・ 浅田あつこ
・ 石川さゆり
・ 石原詢子
・ いずはら玲子
・ 五木ひろし
・ 大石まどか
・ 大月みやこ
・ 音羽しのぶ
・ 北島三郎
・ 香西かおり
・ 小林幸子
・ 島倉千代子
・ 瀬川瑛子
・ 八代亜紀
・ 千昌夫
・ 天童よしみ
・ 氷川きよし
・ 藤あや子
・ 舟木一夫 (歌謡曲)
・ 細川たかし
・ 前川清 (ムード歌謡)
・ 美空ひばり (歌謡曲・ジャズ)
・ 吉幾三 『雪国』 
・ 都はるみ  『大阪しぐれ』 
・ 森昌子
・ 吉幾三

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