音楽の概要
ヨーロッパ音楽は、芸術音楽の面から語られることがほとんどで、民俗音楽について論じられることは少ない。
というのも、民俗音楽について残された文献や楽譜には、11世紀にいたるまでほとんど記録が残されていません。
しかし、西洋音楽、いわゆるクラシックを語るためにも、民俗音楽の知識がかなり重要になってくる。
例えばポーランドのポロネーズやマズルカはショパンが取り入れているし、イタリアのスケルツォ、スペインのボレロなどもクラシックでみられます。
アルマンド 、クーラント、サラバンド、ジーグも元は民俗音楽からの影響と見ることができ、 パヴァーヌとガリアルドもルネサンス音楽の象徴だよ言えよう。
ヨーロッパの民族音楽は全体的に見て、音楽が発達した地域と、そこまで発達してない地域、独自の音楽を持ってない地域の差が激しいと思われます。
特にフランスやイギリス、スペイン、ポーランド、イタリアなどが、優れた発展をしていると思われます。
一方、西洋の民俗音楽は、ロマ(ジプシー)の存在が大きい。
ロマの文化の一部であるロマ音楽は、現地の文化と相関関係にあり、歴史的に大きな貢献をしています。
ルーマニア・ハンガリー文化圏、スペインなどの文化が際立って有名です。
ロマン派の作曲家の中にはロマ音楽に触発されて曲を書いたものも例外ではなく、リストの「ハンガリー狂詩曲」、ブラームスの「ハンガリー舞曲」、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」などあります。
歴史
紀元前
前4万〜1万年前
クロマニョン人の存在
前3000年頃 (~前2000年頃)
キクラデス文明 【エーゲ文明の一つ※1】
前2600年頃 (~前1200年頃)
トロイア文明 【エーゲ文明の一つ】
前2000年頃(~前1400年頃)
ミノア(ミノス、クレタ)文明 【エーゲ文明の一つ】
前1600年頃 (~B.C.1200年頃)
ミケーネ文明 【エーゲ文明の一つ】
前808年 (~前168年)
後にアレクサンドロス大王の統治となるマケドニア王国の建国
前9世紀
スパルタの誕生
前8世紀
アテナイ建国
前8世紀
ポリスの誕生
前753年
ローマ帝国建国
前492年 (~前449年)
ペルシア戦争(アテナイ×ペルシア)でアテナイの勝利
前431年 (~前404年)
ペロポネソス戦争(スパルタ×アテナイ)でスパルタの勝利
前333年
イッソスの戦い(マケドニア×ペルシャ)マケドニアの勝利
前334年頃 (~前30年頃)
ヘレニズム文化が栄える※2
前264年 (~前146年)
ポエニ戦争(ローマ帝国×カルタゴ)でローマ帝国の勝利
紀元後
395年
ローマ帝国が東西に分裂する※3
476年
西ローマ帝国滅亡
481年 (~887年)
ゲルマン人によるフランク王国建国
962年 (~1806年)
神聖ローマ帝国建国
963年 (~1795年)
ポーランド王国建国
1000年頃 (~1919年)
ハンガリー王国建国
1299年
オスマン帝国建国※4
1453年
オスマン帝国によって東ローマ帝国滅亡
1526年
ハプスブルグ帝国建国※5
※1
エーゲ文明とは、ギリシャ文明の中のキクラデス文明、トロイア文明、ミノア文明、ミケーネ文明のことを言います。
※2
ヘレニズムとは『ギリシャ風』の意です。
アレクサンドロス大王の遠征によって東方に伝播したギリシア文化が、 オリエント文化と融合して誕生した文化です。
アレクサンドリアを中心とし、華麗だが技巧的・誇張的な面が強くなる傾向です。
建築ではコリント式がこの時代に流行しました。
絵画では「ミロのヴィーナス」「ラオコーン」が有名です。
※3
東ローマ帝国をビザンティン帝国、ビザンツ帝国ともいいます。
※4
オスマン・トルコ帝国ともいいます。
※5
オーストリア=ハンガリー帝国ともいいます。
地理
ヨーロッパ(西洋)という名は、ギリシア神話に登場する美女「エウロペ」(エウロパ、ユーロパ)に由来します。
ヨーロッパとは歴史や伝統、文化に共通する地域を類型化してできた地域名であり、地学上はユーラシア大陸西端の半島にすぎない。
そのため、領域は観念的なものであるが、ザ・ワールド・ファクトブックによると次の地域に分類されます。
・中央ヨーロッパ(中欧)・・・・肌色
・北ヨーロッパ(北欧)・・・・青色
・西ヨーロッパ(西欧)・・・・水色
・東ヨーロッパ(東欧)・・・・口紅色
・南ヨーロッパ(南欧)・・・・黄緑色
・南東ヨーロッパ・・・・茶色
・南西ヨーロッパ・・・・赤色
バルト三国
バルト海沿岸のエストニア、ラトビア、リトアニアの3ヶ国です。
三国ともロシア帝国に支配されていたという背景があります。
ロシア革命ののち、1918年に三国とも独立を達成しました。
スカンジナビア諸国
ノルウェー、スウェーデン、デンマークの3ヶ国です。
海
地中海、大西洋、バルト海、ケルト海、リグリア海、アドリア海、エーゲ海、黒海、カスピ海、ノルウェー海、バレンツ海、グリーンランド海
湖
・オフリド湖・・・・マケドニア
・シニャルドヴィ湖・・・・ポーランド
・シュコダル湖・・・・モンテネグロ、アルバニア
・ネス湖・・・・スコットランド
・プレスパ湖・・・・ギリシャ、アルバニア、マケドニア
・ブレッド湖・・・・スロベニア
・ローモンド湖・・・・スコットランド
河川
・ドナウ川・・・・ルーマニア、ハンガリ、オーストリア他
・ライン川・・・・ドイツ他
・エムス川・・・・ドイツ他
・ヴァルダル川・・・・マケドニア、ギリシャ・
山・山脈
・アルプス山脈・・・・オーストリア、 イタリア、スイス、リヒテンシュタイン、ドイツ、フランス、スロベニア
・カフカース山脈・・・・ ロシア、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア
・カルパティア山脈・・・・スロバキア、ポーランド、ウクライナ、ルーマニア他
・ピレネー山脈・・・・スペイン
砂漠
特になし
ヨーロッパの主な民族
インド・ヨーロッパ語族
印欧語族や印欧諸語とも呼ばれます。
ドイツ語圏ではインド・ゲルマン語族と呼ばれます。
大航海時代以降特に近代以後に、南北アメリカ大陸やアフリカ、オセアニアにも話者が移住、使用地域を大きく広げた。
現在インド・ヨーロッパ語族の言語は100以上の国家で公用語となり、各言語の母語話者人口の合計は25億人を超える大規模な語族グループです。
■ゲルマン語派
●北ゲルマン語群(ノルド諸語、北欧諸語)・・・・古ノルド語
・北東ゲルマン語族・・・・デンマーク語、ノルウェー語(ブークモール)、スウェーデン語(フィン・スウェーデン語)
・北西ゲルマン語族・・・・ノルウェー語(ニーノシュク)、アイスランド語、フェロー語、ノルン語
■イタリック語派
●オスク・ウンブリア語群・・・・オスク語、ウンブリア語
●ラテン・ファリスク語群・・・・ファリスク語、ラテン語
・ロマンス諸語
・東ラテン語族・・・・サルデーニャ語、イタリア語、コルシカ語、ルーマニア語、レト・ロマン語、ダルマチア語
・西ラテン語族・・・・フランス語、アオスタ語、ワロン語、クレオール、オック語、カタルーニャ語、アストゥリアス語、アラゴン語、
スペイン語(カスティーリャ語)、ポルトガル語、ガリシア語
■ケルト語派
●ガリア語
●ゲール語族・・・・アイルランド語、マン島語、スコットランドゲール語
●ブリソン諸語・・・・ブルトン語、ウェールズ語、コーンウォール語
■ ギリシャ語(ヘレン語派)
■アルメニア語(イリュリア語派)
■バルト語派
●東バルト語群・・・・リトアニア語、ラトビア語
●西バルト語群・・・・プロシア語
■スラブ語派
●東スラヴ語群・・・・ロシア語、ベラルーシ語、ウクライナ語
●南スラヴ語群・・・・古代教会スラヴ語+、スロヴェニア語、セルボ・クロアチア語(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語、
モンテネグロ語)、ブルガリア語、マケドニア語
●西スラヴ語群・・・・ポーランド語、チェコ語、スロヴァキア語
■インド・イラン語派
●インド語派・・・・サンスクリット語+、プラークリット語、パーリ語、ヒンディー語、ウルドゥー語、ベンガル語、ネパール語、ロマ語
●イラン語派・・・・アヴェスター語+、ペルシア語、パシュトー語、クルド語
●ダルド語派
●カーフィル語派(ヌーリスターン語派)
■アルバニア語
■アナトリア語派・・・・ヒッタイト語、ルウィ語
■トカラ語派・・・・アグニ語、クチャ語