誕生
1952年~1970年代概要
1952年(昭和27年)の進駐軍の撤退以降の日本で独自に発達したポピュラー音楽のスタイル。ハワイアン、ジャズ、ラテンを取り入れた歌謡曲です。
1950年代、主に連合国の占領軍を相手に活動していたバンドが、東京の銀座や赤坂のナイトクラブに移り、客の要望に応じてムードのあるダンス音楽を演奏し始めたのが、「ムード歌謡」の始まりといわれます。
もともとこの当時に流行していたハワイアン音楽のバンドが多く、スティール・ギター、ファルセットといったハワイアン音楽の特徴は、そのままムード歌謡にも引き継がれました。
プロ野球選手や大相撲の力士など、芸能活動が本職ではない有名人がレコードを出す場合、ある程度の歌唱力があれば、その曲調はムード歌謡になることが多かった。
1970年代から、伝統的な大人の社交場としてのナイトクラブやキャバレーの文化が衰退していき、それにあわせてムード歌謡の描く歌詞世界はどこか非現実的で古くさいものと感じられるようになります。
また、演歌と愛好者層が重なることから演歌と混同されて捉えられる事も多く、同時期には、一方でフォークソングなどニューミュージックなどの台頭もあり、ムード歌謡は徐々に衰退していきました。
現在の「ムード歌謡」はポップス色の強い楽曲はシティ・ポップスと呼ばれ、旧来の「ムード歌謡」、および演歌ポップスやニューアダルトミュージックの一部を指すジャンル用語となっています。
定義
流行歌の特徴は残しつつも、ロック・ブルース調に『アレンジした音楽です。特徴
流行歌にドラムを交え、少しロック・ブルース調のリズミカルにした昭和の匂いを感じさせるゆったりとした音楽です。演歌と構成は同じで、サビの終わり近くに、ちょっとしたブレイクがあり、イントロはサビのメロディーを思い浮かばせるフレーズを使う。
基本2拍目と4拍目にスネアが入る。
ドラムはロック音楽のように決して前に出て来ず、あくまで補助的な感じです。
ラテンやハワイアンなどを取り入れたものもあります。
幸い日本の5音音階とペンタトニックが同じ音階なので、上手く日本の雰囲気の中にブルースの匂いを混ぜ合わせているように感じる。
アーティスト・代表曲
・ 秋庭豊とアローナイツ 『中の島ブルース』・ 内山田洋とクール・ファイブ 『長崎は今日も雨だった』
・ 黒沢明とロス・プリモス 『ラブユー東京』
・ 中井昭・高橋勝とコロラティーノ 『思案橋ブルース』
・ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ 『小樽のひとよ』