誕生
1960年代後半概要
ブラス・ロックはロックのアレンジを基調とし、ジャズの要素を加味してトランペットやトロンボーンなどの金管楽器を前面に押し出した音楽性が特徴です。1960年代後半から1970年代前半に流行しました。
1960年代後半、ロックのスタイルが多様化し、ロックとジャズの融合も試みられた中で、迫力のあるブラス・セクションを導入するロックバンドが現れます。
ビッグバンドのような迫力と即興演奏の妙味はロックの世界に新しい要素を持ち込み、彼らの音楽はブラス・ロックと呼ばれました。
ポップスやソウル/R&Bのアレンジでは従来からブラスを用いることはよくあったが、あくまでも伴奏の一部という位置付けであり、またエレキギターをアレンジの主役とするロックの世界ではブラスは黒人音楽のイメージが強く、積極的に用いられることは少なかった。
ブラス・ロックはブラスにもエレキギターと対等な存在感を持たせることで新鮮味を出すことに成功したが、人気があったのは1970年代初頭までで、それ以降は衰退していきました。
ブラス奏者のスターが現れなかったこと、多くのブラス奏者はジャズかクラシックの分野で活動し、ロックとは相容れない立場にあって人材が不足したこと、パンクの登場などでブルースやブギー、ジャズなどをルーツとしたロックが退潮したことなどが原因に挙げられます。
アーティスト
・ シカゴ 《ブラスロックの先駆者》・ チェイス