誕生
1940年国
アメリカ概要
ビバップは、マンネリ化したスウィング・ジャズに飽きた、あるいは、本来の即興演奏が好きなジャズの演奏家たちが、ライヴハウスや演奏主体の飲食店の閉店後に、ジャム・セッションをしていて、そこから発展し生まれたとされます。モダン・ジャズの起源はこの音楽にあるといわれています。
最初に決まったテーマ部分を演奏した後、コード進行に沿った形でありながらも、自由な即興演奏を順番に行う形式が主です。
基本的には、コード構成音や音階に忠実にアドリブ演奏しながらも、テーマのメロディーの原型をとどめないくらいデフォルメされた演奏となっていきました。
そのため、劇的で上下に音がとび、鋭い演奏が多い反面、長いアドリブのために、アドリブ自体が主体になってしまい、原曲からかけ離れたり、複雑化し、ライブごとにできが大きく異なるといった現象も起こった。
また、楽しむための音楽、ダンスのための音楽から、当事者にとっては演奏することが目的となった音楽、聞く側にとっては聴くだけの音楽になってしまったとの批判もありました。
ビバップの時代には、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらにより和声が極限まで拡張されることとなりました。
特徴
具体的には原曲のコード進行を、さまざまな代理和音を用いてリハーモナイズしたり、頻繁な内部転調を行う、あるいはテンションノートが積極的に用いられるなどです。このようにしてビバップの演奏では調性が希薄になり、調性そのものの崩壊寸前まで至った。
コードの進行がフレーズから聞き取れるようなフレーズづくりもビバップの特徴です。
しかしこのスタイルは、1950年代終わりごろには、誰がやっても同じようなアドリブになってしまう状況に陥り、行き詰まった。
フリー・ジャズはこの行き詰まりを打破するべく生まれたジャンルのひとつです。
ビバップは、和声の理論的には、後期ロマン派音楽に極めて近似しているとされます。
アーティスト
・ バド・パウエル [ピアノ] 《モダン・ジャズピアノの祖》・ セロニアス・モンク [ピアノ]
・ チャーリー・パーカー [サックス]
・ ディジー・ガレスピー [トランペット]