誕生
1970年代概要
ヒップホップは、1970年代のアメリカ合衆国ニューヨークで、アフロ・アメリカン、カリビアン・アメリカン、ヒスパニック系の住民のコミュニティで行われていたブロックパーティから生まれた文化です。ヒップホップは アフリカ・バンバータによる造語であり、「アフロ・アメリカンが、文化(音楽、ファッション、アート)を取り入れ、新しいスタイルを生み出すこと」をヒップホップ(hipもhopも弾ける、躍動するという意味)と呼称したのが始まりです。
よってヒップホップとは、本来は文化を指す言葉であり、正確にはヒップホップ・ミュージックあるいはラップ・ミュージックと呼ぶのが正しい。
ヒップホップにおいて、ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティを合わせて四大要素といわれています。
しかし、R&Bとの融合としてメアリー・J. ブライジ によって歌メロ付きでヒップホップが歌われるようになり、ヒップホップの境界線は曖昧なものとなります。
B-boyのBはブレイクダンサーからきています。
何人かで組んだヒップホップのグループをクルーといいます。
・ ヒップホップは以下の地域による分け方があり、それぞれ特徴があります。
① イーストコースト (ニューヨーク中心) ・・・ ロックから影響を受ける → ややずっしり感
② ウエストコースト (ロサンゼルス中心) ・・・ ジャズ・ファンクから影響を受ける → やや軽い感 シャッフル・スイング的
Gファンクと呼ばれる、ファンクなどをサンプリングし、シンセサイザーなどの電子音を取り入れたトラックにライフスタイルを
歌詞にしたラップを乗せる。
③ ジャパニーズヒップホップ ・・・ 日本で発展したヒップホップ。→本来のヒップホップと異なり、横のりしにくい。
・ 時代による分け方もあります。
① オールド・スクール (70年代~1986年頃)
音楽・・・単純なシンプルなビート
ファッション・・・ゴールドアクセサリー・アディダスのセットアップと靴ひもをはずしたウルトラスタ・カザールのサングラス
② ミドル・スクール (1986年~1993年頃) ・・・・日本独自の呼び方
③ ニュー・スクール (1989年頃以降)
音楽・・・
ファッション・・・ シルバーカラーの)アクセサリー、ダイヤモンドをあしらった装飾具です。
サイズの大きな衣服や、バギースタイル
のパンツ(大きいサイズのダブついたズボン)。
大きい服を着るようになったのは、刑務所の囚人服が走ることや格闘が困難になるように必要以上に大きめのサイズが用意されているため。
出所後も「ムショ帰り」を誇示するために着用された、とする説があります。
しかし、貧困のために頻繁に服を買ってやれない親が、成長してからも着られる大きいサイズの服を買い与えたところからとする説が有力です。
・ ヒップホップ東西抗争
1990年代頃から東海岸を代表するディディ(パフ・ダディ)、ノトーリアス・B.I.G.擁する「バッド・ボーイ・エンターテインメント」と、西海岸を代表するスヌープ・ドッグ、2パックらが所属する「デス・ロウ・レーベル」との対立が象徴的であるように、両海岸のアーティストたちはお互いを牽制、威嚇、中傷し合った。
それらの内容はラップの歌詞にも現れ、ギャングやマフィアを巻き込んだ暴行、襲撃、発砲事件などに発展しました。
ヒップホップ史上最悪であるこの東西抗争は、2パック、ノートリアス・B.I.G.という両海岸を代表する有能なMCを、ともに銃撃事件で失った。
その後事態を重く見たドクター・ドレーが沈静化に努力しました。
特徴
テンポ=70~90bpm。本来はサンプリングを切り合わせて作る。
打ち込みを中心としたバックトラックにMCによるラップを乗せた音楽形態です。
ジャンルの主な決め手は打楽器のリズムや音色であり、スネアとクラップを重ねたりするように、幾重にも音を重ねて厚みを出します。
従来のヒップホップと日本のヒップホップの違い
ヒップホップ
横のりです。コード感がありません。
サンプリングでブレイクビーツされた音楽が多いです。
ジャパニーズヒップホップ
横のりしにくい。コード感があります。
全て打ち込みで作られた音楽です。
ジャンルの定義
スネアが2拍目・4拍目です。ラップであること。
従来のヒップホップと日本のヒップホップの違い
ヒップホップ
スネアがなる時、ベースがありません。ジャパニーズヒップホップ
スネアがなる時、ベースがある時もあります。二部形式で、Aメロはラップ、サビはメロディが入ってくる。
最近はAメロもラップ調のメロディに変化しつつあります。
作曲法
●以下重要な順・ スネアを打つ時はベースは休む。
・ クラップ音が大きく、重ねて若干ずらす。
・ ベース4拍目にベースを入れたほうが良い。
・ 横ノリを意識します。
・ ベースは少な目にした方が良い。
・ ハイハットの裏拍を何か所かオープンにします。
・ ベースとキックは必ずしも合わせなくてもよい。
・ ウエストコートはシャッフルにします。
・ オールドなシンセを入れる(少な目)
・ ラップを入れる
●作曲手順
① ドラムを作る
② ベースを作る
③ シンセを入れる
④ ラップを入れる
アーティスト
ヒップホップ
・ クール・ハーク 《ブレイクビーツの発明者》 《3大DJの一人》・ グランドマスター・フラッシュ 《スクラッチ技術の流布者》 《3大DJの一人》
・ アフリカ・バンバータ 《ヒップホップの名付け親》 《四大要素の提示者》 《3大DJの一人》
・ エミネム [白人初のヒップホップ成功者] (エミネムのクルーはD12)
・ ギャング・スター
・ スヌープ・ドッグ
・ N.W.A.
・ 50セント
・ デ・ラ・ソウル
・ ドクター・ドレー
・ スコット・ヘレン (エレクトロニカ) 《ラップをサンプリングし、細かく分解・再構築する技法「ボーカル・チョップ」の生みの親》
・ ベイビーフェイス (R&B)
・ リル・キム [ノトーリアス・B.I.Gの愛人]
・ ジュラシック5
ジャパニーズヒップホップ
・ キック・ザ・カンクルー・ ドラゴンアッシュ
・ ケツメイシ
・ クレバ