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バラッドとは

バラッドは、イギリスの民族音楽の音楽ジャンルの一つです。

口承により伝承されてきた英語圏の民謡です。

物語性のある歌のことであり、通常は詩の語りや、語るような曲を含む。
過去の出来事についての武勇伝やロマンス・社会諷刺・政治がテーマとなるが、内容はほとんど破局が訪れます。
バラッドを、14~15世紀フランスの詩形と、それに由来するポピュラー音楽の形式である「バラード」と混同してはならない。
バラッドは、時代が下るにつれて、その構成に倣って作られた悲劇的(あるいは悲喜劇的)な内容を含んだ物語詩や、それに語るような旋律を当てはめた歌曲をバラッドと呼ぶようになりました。

この意味においては、バラッドをバラードと混用する例も珍しくない。
バラッドには、以下のようないくつかの特徴があります。
・ 物語が詠み込まれています。
・ 登場人物の性格や独白よりも、動作や会話が強調されます。
・ 押韻も構文も単純です。
・ 反復句(リピート、リフレイン)が使われ、民謡や伝統音楽に近い。
・ 歌われる旋律は調的というより旋法的です。
・ 基本的に口承文化であるため、作者不詳であり、時代ごとや伝播した地域ごとに寓話の内容や旋律に違いが生じる。
・ テーマは、口頭によっては示されない。
・ 事実や史実に基づく例も少なくない。
バラッドには、以下のような種類があります。
・ ブロードサイド・バラッズ・・・・17世紀イングランドに源流があり、アメリカ民謡の祖型になったと見なされています。
・ マーダー・バラッズ・・・・ブロードサイド・バラッズのうち、殺人事件を元に作られた物語です。

最後に主人公が収監されたり、処刑されておしまいになります。
・ ボーダー・バラッズ・・・・バラッドの1つで、イングランドとスコットランドの国境地方に伝わる民謡です。

略奪者やならず者、国境地方の歴史が題材になります。
・ 文学的バラッド・・・・ロマン主義の時代に民謡や民族という概念が再発見される中から成立した物語詩ショパンやブラームスらによる器楽曲の「バラード」は、語るような抑揚をもつ曲調や、並列的な楽曲構成において、バラッドの構成が意識されています。

ワーグナーの《さまよえるオランダ人》における「ゼンタのバラード」やヴェルディの《オテロ》における「デズデモナの古い歌」の歌詞も、文学的バラッドの一種です。
・ バラッド・オペラ・・・・大衆的な諷刺詩に民謡を当てはめ、ことさら卑近な題材を扱い、当時の社交界におけるオペラの隆盛を茶化したもの。

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