誕生
1940年代後半国
アメリカ概要
白人寄りの傾向をもつジャズ。理知的でコントロールされて聞こえる一方、ビバップにある躍動感や情緒感は欠ける傾向にあります。
反対のジャンルにホット・ジャズがあります。
スウィング・ジャズの反動から出たビバップは、陽気で奔放な演奏主体を持っていました。
しかし、音楽的成熟のピークを経た後には、命でもあったアドリブも単調になりがちになりました。
その反動として奏法・展開などに抑制の効いたスタイルを持ち味とするこのジャズが生まれました。
一連のニューオーリンズ・ジャズなどの反動からスウィング・ジャズが生まれた当初と、このビバップからクール・ジャズが出てきた音楽的背景が似ていることを指摘する評論家もいます。
ビバップが黒人のためのジャズであるのに対し、クール・ジャズは白人による白人のためのジャズと、後に定義づけられることになったが、創始者はマイルス・デイヴィスと言われ、彼のアルバムクールの誕生 (Birth of the Cool)がその起源とされています。
常に進化を望む彼が打ち出したこのスタイルは、彼らが自らを黒人であることさえを否定するかのようにも見え、彼の思惑通りか「ジャズは黒人が演奏するもの」という当時の概念を結果として否定することになったのです。
特徴
クール・ジャズはビバップに比べ、控えめなテクニック表現とリズムで、クールにも聞こえた一方、アンサンブルサウンドやその楽器編成、音楽構成も重要視されていました。アーティスト
・ マイルス・デイヴィス 《創始者》 (ハード・バップ・モード・ジャズ・エレクトリック・ジャズ) [トランペット]・ ギル・エヴァンス [ピアノ]
・ ジョージ・シアリング [ピアノ, アコーディオン]
・ スタン・ゲッツ [サックス]