誕生
1960年代半ば国
アメリカ概要
ガレージロックとは、ガレージ(車庫)で練習するアマチュアバンドが多かったことに由来する名称です。ガレージパンクとも呼ばれます。
現象的には、1960年代前半におけるビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクスなどのイギリス出身バンドによる、「ブリティッシュ・インヴェイジョン」の強い影響を受けたアメリカの若いバンド群主導による、初期のロックンロールへの回帰の要素が強い草の根的ムーヴメントです。
ドラッグによるトリップ効果を表現しようという意図は、幻想的な曲作りや、ファズを多用した歪んだギター、シタール等のインド民族楽器の使用に繋がります。
そのため、サイケデリック・ロックの萌芽を感じさせるバンドもあり、日本の音楽ジャーナリズムにおいては「ガレージサイケ」「アシッド・ロック」「アシッド・パンク」などと呼称される場合があります。
特徴
古典的なロックンロールのスタイルに則ったシンプルなコード進行の曲が多く、ロックの原初的な衝動(初期衝動)がストレートに現れたものが多いです。音的にはオルタナティヴ・ロックに近く、その境界は曖昧であるが、多くに共通しているのはリフ主体のギターサウンドである(ヘヴィメタルのように深く歪ませたディストーション系の音色ではなく、むしろクランチ気味の乾いた音色が主体)。
煌びやかな音響処理やSEを多用した80年代風の豪華な音作りや、スタジオでの多重編集による90年代的な作りこまれた音像とは距離を置いた、力を抜いた音像を持ったバンドが多く、それが録音環境の良くないインディー・アンダーグラウンドのバンドとの類似性を高め、オルタナティヴ・ロック、ポストパンクの匂いを強めているとも解釈できます。