誕生
1970年代~1980年代詳細
アイドルによって歌唱される歌謡曲のことです。「アイドル」という呼称が日本の芸能人にも一般的に使われるようになった1970年代から存在するジャンルだが、1980年代末にJ-POPが登場したのと入れ替わるように衰退しました。
アイドル歌謡曲の繁栄は、歌手(アイドル歌手)の活躍だけではなく、レコード会社や芸能事務所、さらに作曲家や作詞家、音楽プロデューサーの活躍に負うところが大きい。
1972年の新三人娘(小柳ルミ子・南沙織・天地真理)登場から 光GENJI絶頂の1988年までがアイドル歌謡最盛期であったという意見があるが、もちろん異論も存在します。
語源的には1960年代まで、女性歌手や女優に対する「アイドル」という語はあまり使用されていません。
美空ひばりや吉永小百合などの「国民的人気」を持つ少女歌手や少女女優は、一般的に「子役スター」或いは「青春スター」と呼ばれていました。
フランス映画の日本語題名『アイドルを探せ』が1964年に日本で公開され、出演のシルヴィ・ヴァルタンやミレーヌ・ドモンジョなど、若い可愛い女性を憧れも伴い「アイドル」として呼ぶことが広がり始めた。
一般的にアイドルという名称が使用されるようになったのは1970年代前半であり、カラーテレビの本格運用・普及の時期です。
アイドル発生にはアイドルの重要要素である「色」が映像に加わったという時代背景がありました。
また、1972年の沖縄返還により、冬季においても屋外での水着グラビア撮影が国内で行うことが可能になりました。
1980年代は女性アイドルの黄金時代でありました。
正統派の松田聖子を筆頭に、それに続く中森明菜から邪道とされるおニャン子クラブまでさまざまなタイプの女性アイドルが現れました。
女性アイドルのプロデュース手法などは、この時代に確立されたものです。
1980年代終盤に入るとバンドブームの煽りを受けてロックやニューミュージックバンドが台頭するようになり、またゴールデンタイムにおける歌番組の相次ぐ終了により、活躍の場を失ったアイドル歌手は凋落し始めていきます。
それと並行して、お笑い芸人顔負けの個性を表に出したバラエティアイドル(バラドル)が登場しました。
1990年代は、従来の「歌手」から、テレビCMや雑誌のグラビアなど、ビジュアルを主体とした「モデル」型、巨乳を売りとした「グラビアアイドル」が新たなアイドル像を形成しました。
その後メディアの発達により表現媒体が多様化し、それによりアイドルの性格も大きく変わる。
女優、バラドル、グラビアアイドル、女子アナ、レースクイーン、スポーツタレント、チャイドル、お菓子系アイドル、女性声優、TV特撮のヒロイン、ライブアイドル、AV女優などアイドルは様々なジャンルに分散していきました。
1970年代のアイドル
・ 南沙織 (『新三人娘』の一人)・ 天地真理 (『新三人娘』の一人)
・ 麻丘めぐみ
・ 小柳ルミ子 (『新三人娘』の一人)
・ アグネス・チャン
・ 浅田美代子
・ 桜田淳子
・ 山口百恵 (「花の中三トリオ」)
・ 森昌子 (「花の中三トリオ」)
・ 桜田淳子 (「花の中三トリオ」)
・ 榊原郁恵
・ 石野真子
・ 大場久美子
1980年代のアイドル
・ 松田聖子・ 河合奈保子
・ 三原順子
・ 岩崎良美
・ 柏原よしえなど。
・ 中森明菜
・ 松本伊代
・ 小泉今日子
・ 早見優
・ 石川秀美
・ 堀ちえみなど。
・ 工藤静香 (「アイドル四天王」)
・ 中山美穂 (「アイドル四天王」)
・ 本田美奈子
・ 芳本美代子
・ 斉藤由貴
・ 南野陽子 (「アイドル四天王」)
・ 浅香唯 (「アイドル四天王」)
・ 山瀬まみ
特徴
70s.~80s.のアイドルのために作られた楽曲だが、それまでの流行歌や演歌などの流れから、クラシックの和音進行が多く使われます。その上にラテンの楽器やリズムを加えたもの、西洋の吹奏楽器を加えたものが多く見受けられます。
演歌やニューミュージックよりリズミカルで、アイドルっぽいキメがあります。
アーティスト
・ ピンクレディー・ キャンディーズ
・ ザ チェッカーズ
・ 浅田美代子
・ 山口百恵
・ 高田みづえ
・ 西城秀樹
・ アグネスチャン
・ 浅野ゆうこ
・ 遠藤久美子
・ シブがき隊
・ 小泉今日子
・ 少年隊
・ 国生さゆり
・ 南野陽子
・ 荻野目洋子
・ 光GENJI